日時:平成30年12月6日(木) 10:00~17:00
場所:かでる2・7 かでるホール
主催:北海道養液栽培研究会
共催:北海道次世代施設園芸地域展開コンソーシアム
参加者:150名
内容:「施設園芸における人材育成・研究・実証と最新の話題」をテーマに開催しました。
当日は全道各地、道外からの参加者も含め約150名の参加者が集まりました。基調講演は愛媛大学大学院農学研究科教授 高山弘太郎氏から「施設園芸における植物生理の基礎と最近の研究動向」と題して、施設園芸作物の光合成、気孔の開閉原理、飽差について丁寧な講義を受けました。また、今後の普及可能な研究も紹介いただきました。次に、北海道農政部農産振興課主査
森修治氏からは、「道産野菜をめぐる情勢と次世代施設園芸の地域展開」と題して、北海道の次世代施設園芸事業の現状と今後の考えられる環境制御についての講義を伺いました。お昼休みを挟んで、北海道立農業大学校教務部専門普及指導員 竜滝剛氏からは、「北海道立農業大学校におけるいちご高設栽培への取組と人材育成について」と題して、農業大学校で取り組んでいるITを利用した授業や高設イチゴ栽培及び後継者育成システムについて講義を受けました。酪農学園大学農食環境学群環境農学類教授 義平大樹氏からは「北海道における農福連携活動の現状と今後の展望」と題して、福祉と農業の連携はウィン・ウィンの関係を築けると強いお言葉をいただきました。ただそのためには農業者の障害者に対する理解を深めることの大切さも講義されました。最後に(一社)北海道産学官研究フォーラム副理事長 藤原達也氏からは「北海道産学官研究フォーラムの取組(スマート農業と施設園芸)」と題して、現在道内で実施されているスマート農業の事例や今後ますます伸びていくだろう施設園芸について講義を受けました。あっという間に終了の時間となりました。有意義な北海道施設園芸高度化フォーラムとなったと信じております。